フランジレスバタフライ弁/逆止めバタフライ弁/逆洗弁
バルブ用語において、”(1)名称に関する用語”の分類の中で、”(h)バタフライ弁”に分類されている用語のうち、『フランジレスバタフライ弁(フランジレスバタフライバルブ)』、『逆止めバタフライ弁(逆止めバタフライバルブ)』、『逆洗弁(ぎゃくせんべん)』のJIS規格における定義その他について。
主として配管に用いられるバルブ(弁)に関して、バルブの名称(減圧弁、チャッキ弁、フート弁等)、バルブの形式(構造、弁箱、弁体、弁座、作動等)、共通事項(特性、流れ、寸法等)などについて規定しているバルブ用語(JIS B 0100)において、”(1)名称に関する用語”の分類の中で、”(h)バタフライ弁”に分類されているバルブ用語には、以下の、『フランジレスバタフライ弁(フランジレスバタフライバルブ)』、『逆止めバタフライ弁(逆止めバタフライバルブ)』、『逆洗弁(ぎゃくせんべん)』などの用語が定義されています。
バルブ用語(JIS B 0100)
⇒【(1)名称に関する用語 > (h)バタフライ弁 】
分類: バルブ用語 > (1)名称に関する用語 > (h)バタフライ弁
番号: 10705
用語: フランジレスバタフライ弁
定義:
管フランジ間に通しボルトを使用して弁箱をその間に挟み込んで使用するバタフライ弁(バタフライバルブ)のうち、弁箱にフランジのない形状のバルブ。
フランジレスバタフライ弁(フランジレスバタフライバルブ)
対応英語(参考):
flangeless butterfly valve
慣用語(参考):
−
分類: バルブ用語 > (1)名称に関する用語 > (h)バタフライ弁
番号: 10706
用語: 逆止めバタフライ弁
定義:
偏心式バタフライ弁(偏心式バタフライバルブ)(※1)に似た構造をもち、逆止め弁(チャッキ弁)(※2)とバタフライ弁(バタフライバルブ)の機能を兼ねたバルブ。
逆止めバタフライ弁(逆止めバタフライバルブ)
対応英語(参考):
combined non-return butterfly valve
慣用語(参考):
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分類: バルブ用語 > (1)名称に関する用語 > (h)バタフライ弁
番号: 10707
用語: 逆洗弁(ぎゃくせんべん)
定義:
四方に管との接続部を備え、弁体を切り換えることにより、あとに続く管路内を逆洗いすることができるバルブ。
逆洗弁
対応英語(参考):
reversing valve
慣用語(参考):
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(※1)
偏心式バタフライ弁(偏心式バタフライバルブ)とは、密閉性能を改善するために、弁体外周が弁棒で中断されないように弁棒位置をシール面からずらしたバタフライ弁(バタフライバルブ)です。
偏心式バタフライ弁(偏心式バタフライバルブ)
(※2)
逆止め弁(チャッキ弁)とは、弁体が流体の背圧によって逆流を防止するように作動するバルブの総称です。
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