非平衡形安全弁/開放形安全弁/密閉形安全弁
バルブ用語において、”(1)名称に関する用語”の分類の中で、”(l)圧力逃し弁”に分類されている用語のうち、『非平衡形安全弁』、『開放形安全弁』、『密閉形安全弁』のJIS規格における定義その他について。
主として配管に用いられるバルブ(弁)に関して、バルブの名称(減圧弁、チャッキ弁、フート弁等)、バルブの形式(構造、弁箱、弁体、弁座、作動等)、共通事項(特性、流れ、寸法等)などについて規定しているバルブ用語(JIS B 0100)において、”(1)名称に関する用語”の分類の中で、”(l)圧力逃し弁”に分類されているバルブ用語には、以下の、『非平衡形安全弁』、『開放形安全弁』、『密閉形安全弁』などの用語が定義されています。
バルブ用語(JIS B 0100)
⇒【(1)名称に関する用語 > (l)圧力逃し弁 】
分類: バルブ用語 > (1)名称に関する用語 > (l)圧力逃し弁
番号: 11110
用語: 非平衡形安全弁
定義:
平衡形安全弁(※1)のような平衡機構をもたない安全弁。
対応英語(参考):
unbalanced safety valve
慣用語(参考):
−
分類: バルブ用語 > (1)名称に関する用語 > (l)圧力逃し弁
番号: 11111
用語: 開放形安全弁
定義:
弁座口から吹き出した流体の一部が、出口以外の部分からも外部へ放出される構造の安全弁。
対応英語(参考):
opened type safety valve
慣用語(参考):
−
分類: バルブ用語 > (1)名称に関する用語 > (l)圧力逃し弁
番号: 11112
用語: 密閉形安全弁
定義:
弁座口から吹き出した流体が、安全弁の出口以外の部分から外部へ放出されない構造の安全弁。
対応英語(参考):
enclosed type safety valve
慣用語(参考):
−
(※1)
平衡形安全弁とは、背圧(安全弁の出口側圧力)が安全弁の作動に影響を及ぼさないよう、弁座口の径と同じ有効径をもつ主にベローズを使用して背圧を平衡させる構造の安全弁のことです。