揚程式安全弁/全量式安全弁/二つ組安全弁
バルブ用語において、”(1)名称に関する用語”の分類の中で、”(l)圧力逃し弁”に分類されている用語のうち、『揚程式安全弁』、『全量式安全弁』、『二つ組安全弁』のJIS規格における定義その他について。
主として配管に用いられるバルブ(弁)に関して、バルブの名称(減圧弁、チャッキ弁、フート弁等)、バルブの形式(構造、弁箱、弁体、弁座、作動等)、共通事項(特性、流れ、寸法等)などについて規定しているバルブ用語(JIS B 0100)において、”(1)名称に関する用語”の分類の中で、”(l)圧力逃し弁”に分類されているバルブ用語には、以下の、『揚程式安全弁』、『全量式安全弁』、『二つ組安全弁』などの用語が定義されています。
バルブ用語(JIS B 0100)
⇒【(1)名称に関する用語 > (l)圧力逃し弁 】
分類: バルブ用語 > (1)名称に関する用語 > (l)圧力逃し弁
番号: 11113
用語: 揚程式安全弁
定義:
弁体のリフト(※1)が弁座口の径の1/40以上1/4未満のもので、弁体が開いたときの弁座口の流体通路の面積が最小となる安全弁。
対応英語(参考):
lift safety valve
慣用語(参考):
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分類: バルブ用語 > (1)名称に関する用語 > (l)圧力逃し弁
番号: 11114
用語: 全量式安全弁
定義:
弁座口の径がのど部の径の1.15倍以上のもので、弁体が開いたときの弁座口の流体通路の面積がのど部の面積の1.05倍以上で、バルブの入口の面積がのど部の面積の1.7倍以上の安全弁。
対応英語(参考):
full bore safety valve
慣用語(参考):
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分類: バルブ用語 > (1)名称に関する用語 > (l)圧力逃し弁
番号: 11115
用語: 二つ組安全弁
定義:
1個のY形管の上に安全弁を2個併置した構造の安全弁。
二つ組安全弁
対応英語(参考):
twin type safety valve
慣用語(参考):
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(※1)
リフトとは、バルブの閉弁位置からの弁体の移動量(距離)のことです。