バキュームブレーカ
バルブ用語において、”(1)名称に関する用語”の分類の中で、”(l)圧力逃し弁”に分類されている用語のうち、『バキュームブレーカ』のJIS規格における定義その他について。
主として配管に用いられるバルブ(弁)に関して、バルブの名称(減圧弁、チャッキ弁、フート弁等)、バルブの形式(構造、弁箱、弁体、弁座、作動等)、共通事項(特性、流れ、寸法等)などについて規定しているバルブ用語(JIS B 0100)において、”(1)名称に関する用語”の分類の中で、”(l)圧力逃し弁”に分類されているバルブ用語には、以下の、『バキュームブレーカ』の用語が定義されています。
バルブ用語(JIS B 0100)
⇒【(1)名称に関する用語 > (l)圧力逃し弁 】
分類: バルブ用語 > (1)名称に関する用語 > (l)圧力逃し弁
番号: 11119
用語: バキュームブレーカ(※1)
定義:
給水・給湯系統において負圧が生じた場合、衛生器具、水受け容器中に吹き出した水・湯又は使用した水・湯が逆サイフォン作用によって逆流するのを防止するために、負圧部分へ自動的に空気を導入する機能をもつバルブ又は機器。
対応英語(参考):
vacuum breaker
慣用語(参考):
−
(※1)
バキュームブレーカには、以下などがあります。
【大気圧式バキュームブレーカ】
給水・給湯系統の逆サイフォン作用を防止するために負圧部分へ自動的に空気を導入する機能をもち、常時圧力のかからない部分に設けるバキュームブレーカ。
【圧力式バキュームブレーカ】
給水・給湯系統の逆サイフォン作用を防止するために負圧部分へ自動的に空気を導入する機能をもち、常時圧力はかかるが背圧のかからない配管部分に設けるバキュームブレーカ。