空気トラップ/放熱器弁/空気弁/自動空気抜き弁
バルブ用語において、”(1)名称に関する用語”の分類の中で、”(n)その他のバルブ”に分類されている用語のうち、『空気トラップ』、『放熱器弁』、『空気弁』、『自動空気抜き弁』のJIS規格における定義その他について。
主として配管に用いられるバルブ(弁)に関して、バルブの名称(減圧弁、チャッキ弁、フート弁等)、バルブの形式(構造、弁箱、弁体、弁座、作動等)、共通事項(特性、流れ、寸法等)などについて規定しているバルブ用語(JIS B 0100)において、”(1)名称に関する用語”の分類の中で、”(n)その他のバルブ”に分類されているバルブ用語には、以下の、『空気トラップ』、『放熱器弁』、『空気弁』、『自動空気抜き弁』などの用語が定義されています。
バルブ用語(JIS B 0100)
⇒【(1)名称に関する用語 > (n)その他のバルブ 】
分類: バルブ用語 > (1)名称に関する用語 > (n)その他のバルブ
番号: 11306
用語: 空気トラップ
定義:
空気機器、空気配管などに用いるトラップ。
主にフロート式である。
対応英語(参考):
air trap
慣用語(参考):
ガストラップ
分類: バルブ用語 > (1)名称に関する用語 > (n)その他のバルブ
番号: 11307
用語: 放熱器弁
定義:
暖房用放熱器(※1)に取り付けて用い、流量を加減する手動式のバルブ。
蒸気用と温水用がある(JIS B 8403 参照)。
放熱器弁
対応英語(参考):
radiator valve
慣用語(参考):
−
分類: バルブ用語 > (1)名称に関する用語 > (n)その他のバルブ
番号: 11308
用語: 空気弁
定義:
空気の出入を制御する自力式バルブの総称。
対応英語(参考):
air valve
慣用語(参考):
−
分類: バルブ用語 > (1)名称に関する用語 > (n)その他のバルブ
番号: 11309
用語: 自動空気抜き弁
定義:
水機器、水配管などから空気を自動的に排出する自力式のバルブ。
主にフロート式である。
自動空気抜き弁
対応英語(参考):
automatic air vent valve
慣用語(参考):
−
(※1)
暖房用放熱器に関連するJIS規格には、以下などがあります。
JIS A 1400
暖房用自然対流・放射形放熱器−性能試験方法
JIS A 4004
暖房用自然対流・放射形放熱器−種類及び要求事項
JIS A 4004(暖房用自然対流・放射形放熱器−種類及び要求事項)では、温度100℃以下、圧力1MPa以下の温水又は蒸気圧力0.2MPa以下の蒸気を使用する暖房用自然対流・放熱形放熱器について規定されています。
ここでいう放熱器とは、暖房を必要とする室内などに設置し、外部から配管を通じて温水又は蒸気の供給を受けて、自然対流又は放射若しくはその双方によって放熱を行う機器で、熱源部をもたないものをいいます。