ろう付け形/ソケット形/スピゴット形
バルブ用語において、”(2)形式に関する用語”の分類の中で、”(a)接続端”に分類されている用語のうち、『ろう付け形』、『ソケット形』、『スピゴット形』のJIS規格における定義その他について。
主として配管に用いられるバルブ(弁)に関して、バルブの名称(減圧弁、チャッキ弁、フート弁等)、バルブの形式(構造、弁箱、弁体、弁座、作動等)、共通事項(特性、流れ、寸法等)などについて規定しているバルブ用語(JIS B 0100)において、”(2)形式に関する用語”の分類の中で、”(a)接続端”に分類されているバルブ用語には、以下の、『ろう付け形』、『ソケット形』、『スピゴット形』などの用語が定義されています。
バルブ用語(JIS B 0100)
⇒【(2)形式に関する用語 > (a)接続端 】
分類: バルブ用語 > (2)形式に関する用語 > (a)接続端
番号: 20112
用語: ろう付け形(※1)
定義:
端部がろうで管と接合される形式。
ろう付け形
対応英語(参考):
soldered end
慣用語(参考):
−
分類: バルブ用語 > (2)形式に関する用語 > (a)接続端
番号: 20113
用語: ソケット形
定義:
端部が受け口形である形式。
ソケット形
対応英語(参考):
socket end
慣用語(参考):
−
分類: バルブ用語 > (2)形式に関する用語 > (a)接続端
番号: 20114
用語: スピゴット形
定義:
端部が差し口形である形式。
スピゴット形
対応英語(参考):
spigot end
慣用語(参考):
−
(※1)
ろう付(ろう付け)は、溶接方法の一つである、ろう接(母材をできるだけ溶融しないで、母材よりも低い融点をもった金属の溶加材として、ろう(ロウ)又ははんだ(ハンダ)を用いてこれを溶融させ、接合面の隙間にいきわたらせて接合を行う、ろう付とはんだ付の総称)の一種です。
ろう付(ろう付け)は、”硬ろう”ともいう、450℃以上の高い融点をもつろう接用溶加材である、ろう(ロウ)を溶加材として使って母材をできるだけ溶融しないで行う溶接方法のことです。