定格圧力/設定圧力/一次側圧力
バルブ用語において、”(3)共通事項に関する用語”の分類の中で、”(a)圧力・温度”に分類されている用語のうち、『定格圧力』、『設定圧力』、『一次側圧力』のJIS規格における定義その他について。
主として配管に用いられるバルブ(弁)に関して、バルブの名称(減圧弁、チャッキ弁、フート弁等)、バルブの形式(構造、弁箱、弁体、弁座、作動等)、共通事項(特性、流れ、寸法等)などについて規定しているバルブ用語(JIS B 0100)において、”(3)共通事項に関する用語”の分類の中で、”(a)圧力・温度”に分類されているバルブ用語には、以下の、『定格圧力』、『設定圧力』、『一次側圧力』などの用語が定義されています。
バルブ用語(JIS B 0100)
⇒【(3)共通事項に関する用語 > (a)圧力・温度 】
分類: バルブ用語 > (3)共通事項に関する用語 > (a)圧力・温度
番号: 30107
用語: 定格圧力
定義:
バルブの公称使用圧力。
材質、使用温度、流体の性状によって圧力は異なる。
対応英語(参考):
rated pressure
慣用語(参考):
-
分類: バルブ用語 > (3)共通事項に関する用語 > (a)圧力・温度
番号: 30108
用語: 設定圧力
定義:
①.安全弁(※1)において、設計上定めた吹始め圧力又は吹出し圧力。
②.圧力調整弁(※2)において、最小調整可能流量における制御圧力。
対応英語(参考):
set pressure
慣用語(参考):
-
分類: バルブ用語 > (3)共通事項に関する用語 > (a)圧力・温度
番号: 30109
用語: 一次側圧力
定義:
バルブの上流側の圧力。
対応英語(参考):
valve-inlet pressure
慣用語(参考):
-
(※1)
安全弁とは、バルブの入口側の圧力が上昇してあらかじめ定められた圧力になったとき自動的に作動し、弁体が開き、圧力が所定の値に降下すれば、再び弁体が閉じる機能をもつバルブのことです。
公称吹出し量を排出する能力をもち、主として蒸気又はガスの発生装置、圧力容器及び配管の安全確保のために使用されます。
(※2)
圧力調整弁とは、おもり、ばね、流体圧力などを用い、圧力を調整するバルブの総称です。